子どもの視力低下が急激に落ちて心配の方へのQ&A
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Q:眼科でメガネをすすめられています、どうしたらいいですか?
A:眼科の処方や直接メガネ店で作ってしまうと「視力」を目的としたメガネのレンズを作るため、必要以上によく見えすぎるメガネになることがあります。
その遠くを見るために作ったメガネをかけて同じような生活をしているとすぐに、近視が進んでしまい、またレンズを買い換えることとなりいつの間にか0.1以下の視力になってしまいます。
近視が進まないようにするためにビジョンサロンの適正化メガネは片方で0.7、両目で1.0見えればいいメガネをおすすめしています。
両目でバランスよく見ることは、目の負担だけでなく左右差を防ぐ効果もあります。
学校の席から黒板までの距離ぐらいの離れたところの文字が読めれば問題ない処方です。
また、遠用メガネをかけたまま手元30cm以内を見ないようにしてください。遠くに合わせたメガネは近い距離では、矯正が強いため疲れやすくなります。裸眼で見える範囲はメガネをかけないということも強度近視になるのを予防する方法のひとつです。
Q:本が大好きで読書が止まりません。どうすればいいでしょうか?
A:学校から検眼通知書をもらい眼科を受診し、先生に、「もう少し様子を見ましょう」といわれたので、「様子を見ればよくなるんだ」といいように解釈され安心されているお母さん方がたくさんいらっしゃいます。
しかし、これがお子さんを治らない近視にしてしまう原因のひとつです。視力低下し始めているのに、そのまま放置して視力が向上するわけがありません。
真意は、「今は、メガネは要らないが、今後視力低下して黒板が見にくくなったら、メガネを処方します。」ということです。視力低下に気づいたら、即座に対処しなければ、一生の後悔になることを忘れないでください。
Q:乱視はよくならないのですか?
A: 乱視は角膜や水晶体のひずみで、ハードコンタクトで角膜を補整する方法もありますが、基本的にレーシックなどの手術をしなければ、その歪を根本的に改善することは困難です。
だれでも多かれ少なかれ、多少の乱視はあるものです。
物が完全に二重に見えるなどの強い乱視は、電子機器などのディスプレイによる光刺激や顔の姿勢を崩して見ている方に多くみられます。
まずは、目の負担を軽減するように視力矯正を適正に合わせる事と目の体操をして筋肉の緊張やリラックスをさせることが必要です。
まずは、自分の乱視がどの程度強いのか、また片目なのか両目なのかを把握するだけでも対策は変わってきます。
Q:遠視はよくならないのですか?
A:遠視の中にも毛様体筋の不具合による屈折性遠視と眼軸が短くて起こる、軸性遠視があります。
軸性遠視の場合、成長して眼球が球体に近くなると、遠視のメガネが必要なくなります。
屈折性遠視の場合は、ビジョントレーニングによって毛様体筋の動きが改善されれば、調節力も高まるので視力も当然、向上します。
Q:早い方はトレーニングを初めてどれくらいから効果が出てくるのでしょうか?
Q:どれくらいのペースで通ったらいいでしょうか?
A:たった1回のトレーニングで0.4から0.7になった方もいらっしゃいました。
また0.3と0.4だったのが1週間で0.5になったという方もいらっしゃいます。
逆に2ヶ月でやっと0.3から0.5になり効果を感じました。という方もいます。
その子の近視の進み具合と、視力低下してからの経過時間、あるいは、習い事が多い、本の好き嫌い、ゲームの使用状況など、様々な要因でかなり個人差があります。まずはコツコツとトレーニングを続けてください。
Q:ビジョントレーニングをやっていると疲れるといってやりたがりません。どうしたらいいでしょうか?
A:毎日頑張れればいいのですが、大変なら10分でもかまいません。
その代わり、回数にとらわれずテレビを見ていてCMの間にやる、とか読書や勉強、ゲームをした直後など目に悪いことをした後にマメにやりましょう。また学校でプリントやパソコンの授業など、目を酷使することがあるとやはり視力低下につがなります。
そういった場合は、最低でもお昼休みの時間におこなってください。
Q:視力の左右差があります、どうしたらいいでしょうか?
A:視力の左右差があるときは、まずどの程度の左右差があるかを把握する必要があります。
左右差が大きい場合には、メガネの度数が変わる事で左右の見え方が変わってしまい両目で見る事が疲れてしまい片目で見ようとしてしまいます。
ビジョントレーニングは、両目でバランスよく見るためのトレーニングがありますが、まずは自分で両目を動かす感覚を取り戻す事も重要です。
一度ついた癖は自分で意識しない限り絶対に治りません。
Q:家で測定したときは0.6だったのに眼科で測定したときは0.3といわれショックを受けております。測り方が悪いのでしょうか?
A:視力は室内の明るさや時間帯、測定器のタイプ(紙か行灯タイプか覗き込むタイプなど)
また測定方法によってかなりの誤差がでます。
眼科の測定で0.8にもかかわらず、ビジョンサロンでは0.6というように測定結果に差があることも確認されています。
このように違った場所で測った結果では単純に比較できないため、一喜一憂する必要はありません。
トレーニング前に自宅で測った視力を基準にその視力より上がったか下がったかに重点を置きよくなっていれば、順調だということなので、その調子でトレーニングを続ければ大丈夫です。もし芳しくないようなら、トレーニングの頻度を上げるか、視力低下する原因(読書や勉強時の姿勢、ゲームの使用状況など)を見直してください。
自宅の視力表の値では信頼できず不安だという方は、視力の値にとらわれず、お子さんが学校の黒板の字が見えているかどうかなど、日ごろの生活に支障があるかないかで判断してください。
Q:眼科の先生に「視力回復トレーニングをしている」といったのですが、あまりいい言葉が得られませんでした。
A:眼科の先生は、視力回復はレーシック以外認めていないケースがほとんどです。視力回復トレーニングなど意味がないと説教される方もいらっしゃるようです。
それにもかかわらず、よくなるかもしれないからとミドリンを処方されます。
違った考えの板ばさみに苦しまれるお母さん方もたくさんいらっしゃいますが、目の病気に関しては眼科の先生、視力の向上に関しては、ビジョンサロンに任せるというように割り切って対応されたほうがよろしいのではないかと思います。
Q:子どもがトレーニングをしているのですが、やる気が無いようでなかなか思うようにトレーニングが進みません。また、トレーニングはいつまで続ければいいのでしょうか?
A:私たち大人はこのままトレーニングをしないとどうなるかメガネやコンタクトの生活なるとどれだけ不便になるのか、などこれからのことを経験から知っているのでなんとか、子どもたちにはいい視力でいてほしいと必死になってしまいます。
しかし、当の本人たちは、将来がどうなるのか、どれほど不便になるのかということよりも今が楽しく、すこしでも楽なことを優先してやってしまいます。トレーニングをしないで、このままどんどん目が悪くなってきたらどうなるのかその不便さを感覚で教えてあげるしか仕方がありません。
トレーニングをしなかったときの将来の自分の見え方を実際に体験させてあげると、
今やっていることの大切さを理解してくれるはずです。
方法として近視の子は裸眼でなら読み取れる文字でも徐々に落ちてしまう視力を急激に落ちたように見せるメガネをかけるとぼやけて見難いはずです。お子さんにもう一度今やっていることの意義と価値をよく理解してもらってストレスにならない程度にトレーニングは欠かさずがんばっていてください。
Q:両親とも目が悪いので、この大変さを子どもにさせたくないと思うのですが、どうやってやる気を起こさせたらいいでしょうか?
A:お子さんは、目が悪いにもかかわらず、ハッキリと見えていなくても見えると答えます。
見えにくい状態が長く続くことで、自分の見える範囲でしか、興味や関心が湧かなくなります。特に、やる前から結果を考えてしまうので、行動意欲もわきません。
大人の私たちは、このまま目が悪くなるとどうなるか、経験からわかっていますが、本人は目が悪い自覚がないのと悪くなっても何が不便で、どう生活に支障があるのかを知らないために考えのギャップが生じるのです。まずは、しっかりとお子様と普段の生活習慣から見直すためにもコミュニケーションを取る事が必要です。
Q:子どもがメガネをかけたがりません、どうしたらいいですか?
A:黒板が見にくいなど、生活に支障がある場合はメガネをかけるしかありません。
5、6年生で自覚があり本人自身、メガネは絶対いやだといった強い意志があれば、
自発的にトレーニングに取り組めば良いのですが、低学年は、学校でも黒板の字も大きいし、あまり必要性に迫られていなかったり、客観的に自分を見ることができないため、周りや親がその都度、指導していくしか仕方がないと思います。